「サッカー王国」として有名なブラジルですが、有名な野球選手を多数輩出していることをご存知でしょうか?実際、日本のプロ野球やメジャーリーグで活躍する選手もおり、野球ファンなら聞いたことのある選手も多いと思います。
そこでこの記事では、ブラジル在住歴がありながら日本のプロ野球もこよなく愛す僕が、過去に日本のプロ野球やメジャーリーグで活躍したことのあるブラジル出身選手を12人ご紹介します。次回のWBCでの活躍が期待される有望選手も多いので、ぜひチェックしてください。
- 日本のプロ野球でプレー経験のある選手
- 2021年プロ野球でプレーする唯一のブラジル人選手は?
- メジャーでも活躍するブラジル人選手
ブラジルの野球事情が気になる方は『ブラジルの野球事情 | WBCの舞台裏には日系人とヤクルトの影響』も併せて参照してください。
日本のプロ野球で活躍したブラジル人選手
プロ野球に在籍経験のあるブラジル人選手は、プロ野球の長い歴史の中でたった20名ほどです。ここではプロ野球ファンの方ならきっと覚えているであろう有名選手を5人ご紹介しましょう。
プロ野球のブラジル人選手 1:玉木エンリケ重雄(元広島-楽天)
ブラジル人選手の中でも、日本プロ野球の先駆者的存在として活躍したのが玉木選手。1996年~2004年は広島カープで、2005年は楽天でプレーし、10年間で34勝8セーブ5ホールドを記録しました。
玉木重雄という名前だけ見るとごく普通の日本人みたいですが、出身はブラジルのサンパウロ。日系3世として生まれ、19歳の時に日本の三菱自動車に入社しました。現役引退後の2007年~2012年には、読売巨人軍の2軍コーチも務めています。
プロ野球のブラジル人選手 2:松元ユウイチ(元ヤクルト)
ブラジル出身の野手としてプロ野球で最も成功したのが、元ヤクルトの松元ユウイチ選手。2002年~2015年の14年間にわたってヤクルトスワローズでプレーし、546試合に出場、914打数240安打の打率.263という成績を残しています。
2013年のWBCではブラジル代表の4番も務め、チーム飛躍の大きな原動力に。2020年からはヤクルトの打撃コーチも務めています。
プロ野球のブラジル人選手 3:ルシアノ・フェルナンド(楽天)
プロ野球ファンの記憶に新しいのが、2015年~2020年に楽天でプレーしたルシアノ・フェルナンド。5年間で72試合に出場しましたが、2020年は一軍出場機会に恵まれず、戦力外となりました。2021年からはBCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズへの入団が決まっています。
プロ野球のブラジル人選手 4:仲尾次オスカル(元広島)
広島ファンなら覚えているであろう仲尾次オスカルも、ブラジルサンパウロ出身の選手。2016年~2017年の2年間広島でプレーし、25試合に登板。2勝1ホールドという成績を収めました。2013年WBCの日本戦では中継ぎとして登板し、井端選手に同点タイムリーを打たれるシーンも。
プロ野球のブラジル人選手 5:ラファエル・フェルナンデス(元ヤクルト)
ラファエル・フェルナンデスは2011年~2012年にヤクルトスワローズでプレーした投手。2年間で10試合登板に留まり、その後は日本ハムの球団職員として主に通訳を務めました。2021年に予定されていたWBCではブラジル代表にも名を連ね、次回のWBCでの活躍が期待されています。
2021年プロ野球 | ブラジル出身選手はチアゴビエイラのみ
これまで20名ほどのブラジル出身選手が日本のプロ野球で活躍してきましたが、2021年シーズンにプレーするブラジル人選手はチアゴ・ビエイラ(巨人)の1名だけです。
チアゴビエイラはブラジル・サンパウロ出身の投手。2011年からシアトルマリナーズの傘下でプレーし、2018年にはホワイトソックスでメジャー初勝利を挙げました。
2020年には巨人優勝の原動力として活躍し、ソフトバンクとの日本シリーズではシリーズ最速となる164km/hを記録。自身の最高球速は167km/hも記録しており、今シーズンも活躍が期待されています。
アメリカのメジャーリーグで活躍したブラジル人選手
今となっては、アメリカのメジャーリーグでプレーするブラジル人選手もたくさんいます。ほとんどの選手がマイナーリーグでプレーしており、メジャー経験者は5人ほどですが、それでも代表チームの底上げに直結していると言えるでしょう。
MLBのブラジル人選手 1:ヤン・ゴームズ選手(現ナショナルズ)
ブラジル人選手の中で最も成功している選手が、ナショナルズでプレーするヤン・ゴームズです。シルバースラッガーを受賞(2014年)したこともある強力な打撃が魅力で、2019年には球団史上初のワールドシリーズ制覇にも貢献しました。
MLBのブラジル人選手 2:アンドレ・リエンゾ(元ホワイトソックス)
ブラジル人初のピッチャーとしてメジャーリーグで登板したのがアンドレ・リエンゾ。ホワイトソックスでは先発として活躍し、ブラジル代表でも長年エースを務めています。現在はメキシコリーグでプレー。
MLBのブラジル人選手 3:ボータカハシ(シンシナティ・レッズ)
ダイヤモンドバックスのマイナーで活躍したボータカハシも、ブラジル代表のエース候補の一人。2021年シーズンからはシイシナティ・レッズのマイナーでプレーすることが決まっています。タカハシという名前の通り、サンパウロ出身の日系3世。
MLBのブラジル人選手 4:ルイスゴハラ(元ブレーブスなど)
ルイスゴハラは、主にアトランタ・ブレーブスで活躍したピッチャー。160km/hの速球を武器に、スライダーやチェンジアップを器用に投げこなします。まだ24歳と若く、これからのブラジル代表を引っ張っていく存在としても期待できるでしょう。
MLBのブラジル人選手 5:パウロ・オルランド(元ロイヤルズなど)
パウロ・オルランドは主にロイヤルズで活躍した俊足の野手。もともと陸上短距離のブラジル代表という経歴の持ち主で、高いミート力と俊足を生かして2016年にはメジャーで打率.302という好成績を収めました。2015年には世界一も経験した実力派。
MLBのブラジル人選手 6:ダニエルミサキ(BCリーグ栃木)
日本のBCリーグ・栃木ゴールデンブレーブスで活躍するダニエルミサキも、過去にアメリカマイナイリーグでプレーした実力派。主にシアトルマリナーズのマイナーで登板し、2013年のWBCでは16歳という若さで日本戦に登板しました。次回のWBCでもブラジル投手陣にとって欠かせない存在となるでしょう。
WBCブラジル代表には実力派選手がズラリ!
2021年に予定されていたWBCは、今のところ2023年に延期される可能性が濃厚と言われています。しかし2021年の本大会に向けて予選メンバーは既に発表されていたため、WBCブラジル代表の顔ぶれもほとんどが明らかになりました。
28人のメンバーには、既にご紹介した仲尾次オスカル、ラファエル・フェルナンデスといったプロ野球経験者や、アンドレ・リエンゾ、パウロ・オーランドをはじめとする10名のMLB経験者の名前が。日本を苦しめた2013年大会よりも、何倍にもパワーアップしていると見てまず間違いないでしょう。
次回のWBでは日本の優勝を祈りながらも、ぜひブラジル代表の躍進にも注目してください!
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