エポスカードの海外旅行保険を使うには、どうしたらいいの?
保険の申請手続きは大変?
2016年に南米を旅行したとき、ペルーで急遽体調を崩し、エポスカードの海外旅行保険を利用しました。
今回はそのときの実体験をふまえ、エポスカードの海外旅行保険を利用する手順や必要書類、連絡先などを詳しく解説します。
結論から言うと、保険の請求手続きはすごく簡単で、はじめてでも安心感がありました。
「海外旅行の定番」ともいれるエポスカードを持っていれば、いざというときに強い味方になりますよ!
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【実際の流れ】エポスカード海外旅行保険を使ってみた
僕がエポスカードの海外旅行保険を利用したのは、2016年のこと。
実際の流れを時系列で振り返ると、以下のとおりです。
- ペルーで突然の体調不良
- エポスカードに電話して近所の病院へ
- 治療を受ける
- 清算は一時的に立て替える
- 日本に帰国後すぐに清算
1. ペルーで突然の体調不良
2016年にペルーを旅行したときのこと、ある日午後から急に体調を崩し、フラフラになりながらホテルに戻りました。
仮眠をとりましたが容体は悪化し、目が覚めると高熱に。あとになって考えると、原因は昼にカフェで飲んだバナナシェイク(?)。
急性胃腸炎のようになり、完全にダウンしました。
2. エポスカードに電話して近所の病院へ
一人では身動きが取れなかったため、妻に頼んでエポスカードに電話してもらいました。
すると、すぐ近所の大型病院を紹介してもらうことができ、フロントに頼んでタクシーを呼んでもらうことに。
今回はペルーのリマ郊外だったので提携病院は見つからず、英語が通じる病院を紹介してもらうことになりました。
海外からの緊急連絡先は「海外旅行中の窓口」で確認できるよ。
3. 治療を受ける
病院で受付を済ますと、すぐにドクターに診察を受けることができました。
しかし、なんとドクターにも看護師にも英語は通じず、ポルトガル語訛りのスペイン語で症状を伝えることに。。。
すぐに治療室に入って点滴を受け、気が付けば約2時間ぐっすり寝ていました。
目が覚めると体はかなりラクになり、ドクターを呼んで再診。
翌日ペルーからキューバまで飛ぶ予定だったので、「移動は大丈夫か?」などいろいろ質問できました。
4. 清算は一時的に立て替える
本来エポスカードではキャッシュレスで治療を受けられるのですが、今回は提携病院ではないため一時的に費用を立て替えました。
かかった治療費は日本円で24,272円!
ペルーの平均給料は日本円で約3~4万円で、物価も日本の約半額といった印象だったので、現地の医療費としてはかなり高額です。
「海外の医療費は高額」というけど、物価の安い国でもかなり高いね!
5. 日本に帰国後すぐに清算
エポスカードの海外旅行保険は、基本的に帰国してからの申請&振込となります。
僕のケースでも帰国後すぐに申請し、必要書類を提出。
申請が完了してから割とすぐに、銀行口座に治療費24,272円が振り込まれました。
電話で必要書類や申請の流れを教えてもらえたので、かなり申請はスムーズでした。
エポスカード海外旅行保険の2つの特徴
この体験で痛感しましたが、体調不良のときに手厚いサポートを受けられるのは本当にありがたいです!
エポスカードの海外旅行保険には2つの医療サービスがあり、海外での急病でもスムーズ&スマートに対応できます。
- 緊急医療アシスタントサービス
- キャッシュレス・メディカルサービス
1. 緊急医療アシスタントサービス
「緊急医療アシスタントサービス」は、いざというときに必要なサービスを手配してくれる制度です。
病院以外にも以下のようにさまざまなサービスを手配してもらうことができ、24時間日本語で相談可能です。
- 病院・医師
- 医薬品
- 通訳
- 弁護士
- 救援者の渡航、宿泊手配
2. キャッシュレス・メディカルサービス
「キャッシュレス・メディカルサービス」は、治療費を一時負担することなく、提携病院で治療を受けられるサービスです。
エポスカードは全世界1,600の病院ネットワークを活用して提携病院を紹介可能で、治療費は後日エポスカードに直接請求される仕組みです。
なお、緊急時の連絡先は主に以下のとおり。
地域 | 国名 | 連絡先 |
北米・南米 | アメリカ | 1-877-502-7769 |
カナダ | 1-877-791-2152 | |
ブラジル | 0800-892-3132 | |
アジア | 中国 | 10800-813-2786(北部) 10800-481-2969(南部) |
韓国 | 00798-817-1705 | |
オセアニア | オーストラリア | 1-800-101-264 |
ニュージーランド | 0800-885-056 | |
ヨーロッパ | イギリス | 0808-234-3814 |
フランス | 0800-915-303 | |
その他 | 81-18-888-8808 |
参照:エポスNet「エポスカード海外旅行保険事故受付センター」
たとえ提携病院が近所になくても、僕のケースのように大型病院を紹介してもらえることもあります。
【ケース別】エポスカード海外旅行保険請求の必要書類
日本に帰国したら、まずは「エポスカード海外旅行保険事故受付センター」(0120-11-0101)に連絡して申請手続きを確認しましょう。
なお、現地でしか取得できない書類もあるため、いざというときには必ず現地で手続きを済ませておくことが大切です。
- 急病の場合
- 盗難の場合
- 賠償責任を負った場合
急病の場合
僕のように急病で治療を受けた場合、次の4点が必要となります。
- パスポートの顔写真ページ・出国スタンプのページのコピー
- 保険金請求書(エポスカード海外旅行保険事故受付センターで請求)
- 医師の診断書(現地で取得)
- 医療費の明細書・領収書(現地で取得)
交通事故に遭った場合などは、事故証明書が追加で必要になることもあります。
医師の診断書や医療費の明細などは原本が必要なため、帰国まで大切に保管しましょう!
盗難の場合
海外旅行で窃盗に遭った場合、次の5点が必要です。
- パスポートの顔写真ページ・出国スタンプのページのコピー
- 保険金請求書(エポスカード海外旅行保険事故受付センターで請求)
- 事故証明書(現地で取得)
- 損害品明細書
- 損害額を証明する書類
海外旅行で窃盗に遭った場合、まずは最寄りの警察署で事故証明書を発行してもらう必要があります。
現地の言葉か英語が基本となるため、簡単な例文を覚えておくと便利ですよ。
たとえばスマホを盗られたときは、”Someone stole my phone”だけでOK
賠償責任を負った場合
シャワールームでの水漏れなど、海外旅行では過失によって賠償責任を負うこともあります。
賠償責任が生じたときは、次の4点の書類が必要となります。
- パスポートの顔写真ページ・出国スタンプのページのコピー
- 保険金請求書(エポスカード海外旅行保険事故受付センターで請求)
- 示談書、示談金領収書(現地で取得)
- 損害額(修理費など)を証明する書類(現地で取得)
示談書や示談金領収書は、当事者同士で作成した書類で構いません。
相手の名前やサイン、支払った金額などが明記されているか確認しましょう。
書類が1つでも不足していると、保険が適用されない可能性があります。
もしものときは、慌てずに「保険金請求に必要な書類」をチェックしてください!
エポスカードの海外旅行保険の注意点
エポスカードを持っていれば、海外旅行でトラブルが起きてもしっかりと補償を受けられます。
ただし、次の3点には注意が必要です。
- 持病は対象外
- 家族は対象外
- 2023年10月から利用付帯に
持病は対象外
エポスカードで補償を受けられるのは、あくまで海外旅行での突発的な病気です。
つまり、持病による治療費用は保険金支払いの対象にはなりません。
同様に歯医者も対象外ですので、長期旅行の場合は虫歯にならないようケアが必要です。
家族は対象外
エポスカードの海外旅行保険の対象は、あくまでカード会員本人です。
たとえ家族であっても、同行者は保険の対象にはなりません。
ただし、家族カードを発行すれば、家族会員にも海外旅行保険が適用されます。
2023年10月から利用付帯に
エポスカードは「自動付帯」が大きな特徴の1つでしたが、2023年10月以降は「利用付帯」に変更となります。
- 自動付帯:クレジットカードを持っているだけで、自動的に保険が適用される
- 利用付帯:旅費の一部(ツアー代金、航空券など)をクレジットカードで決済することで、保険が適用される
ただし、利用付帯になるからといって、必ずしも「改悪」とは限りません。
たとえば「傷害死亡・後遺障害」は従来より6倍もアップします。
項目 | 2023年9月30日まで出発 | 2023年10月1日以降出発 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 | 最高3,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 | 200万円 |
疾病治療費用 | 270万円 | 270万円 |
賠償責任(免責なし) | 2,000万円 | 3,000万円 |
救援者費用 | 100万円 | 100万円 |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円 | 20万円 |
参照:エポスNet「【重要】エポスカード会員さま向け海外旅行傷害保険のサービス改定のお知らせ」
航空券をエポスカードで決済しておけば、メリットは大きくなるね!
海外の医療費は高額!エポスカードの海外旅行保険なら手軽&充実
ペルーでの急病を通じて実感したことは、ずばりこの3点。
たとえ外国語ができても、急病だと外国語で話すほど頭は働きません。
自分で病院を調べたり、いろいろ清算手続きするなんてもってのほか!
今回エポスカードの保険があって、本当に救われました(感謝!)
エポスカードは年会費無料なうえ、海外旅行保険の補償額が高いと定評のクレジットカードです。
2023年10月から利用付帯にはなりますが、航空券を決済すればそれだけで充実した保険を受けることができます。
保険に加入しないで海外に行くなんて自殺行為だよ!
「保険に加入するのがめんどくさい」、「保険料を払いたくない」という人は、手軽に充実した補償を受けられるエポスカードを無料で発行しておきましょう!
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