ブラジルビールのおすすめ銘柄15選!クラフトビール人気も急上昇

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ブラジルは知る人ぞ知るビール大国!40℃を超える猛暑の中で飲むビールは格別で、週末になると街のバーは多くの人で賑わいます。しかし日本に入ってきているビールはほとんどないため、「ブラジルビール」と言われてもピンと来ない方がほとんどでしょう。

そこでこの記事では、ブラジル留学中に友人とよく飲みに出かけていた僕が、ブラジルに行ったらぜひ飲んでほしいおすすめのビール銘柄15選をご紹介します!しょっぱいブラジル料理との相性も抜群ですので、ぜひブラジルに行ったら美味しいビールを堪能して下さい。

  • ブラジルのビール消費量は世界〇位!
  • 日本とは違う?ブラジルビールの3つの特徴
  • ブラジルビールおすすめの銘柄10選。定番は制覇すべし!
  • 若者を中心に人気を集めるクラフトビール5選
  1. データで読み解く「ビール大国」ブラジル
    1. ブラジルのビール消費量は世界第3位
    2. ブラジル人の好きなものでビールは第2位
  2. ブラジルビールの3つの特徴 | ビール嫌いでも飲みやすい
    1. ブラジルでは生ビールより瓶ビールが主流
    2. ブラジルビールは口当たりの軽いピルスナー
    3. ビールはキンキンに冷やすのがブラジル流
  3. ブラジルビールのおすすめ銘柄10選!まずは定番から
    1. ブラジルビールおすすめ 1:スコール(Skol)
    2. ブラジルビールおすすめ 2:ブラーマ(Brahma)
    3. ブラジルビールおすすめ 3:アンタルチカ・オリジナル(Antarctica Original)
    4. ブラジルビールおすすめ 4:スキン(Schin)
    5. ブラジルビールおすすめ 5:イタイパーバ(Itaipava)
    6. ブラジルビールおすすめ 6:カイゼール(Kaiser)
    7. ブラジルビールおすすめ 7:クリスタル(Crystal)
    8. ブラジルビールおすすめ 8:ボヘミア(Bohemia)
    9. ブラジルビールおすすめ 9:ババーリア(Bavária)
    10. ブラジルビールおすすめ 10:デバッサ(Devassa)
  4. ブラジルのクラフトビール5選!人気も急上昇中
    1. ブラジルのクラフトビール 1:アマゾンビアー(Amazon Beer)
    2. ブラジルのクラフトビール 2:ボジ・ブラウン(Bode Brown)
    3. ブラジルのクラフトビール 3:モラーダ(Morada)
    4. ブラジルのクラフトビール 4:コロラード・イチャカ(Colorado Ithaca)
    5. ブラジルのクラフトビール 5:コンプレクソ・ド・アレマオン(Complexo do Alemão)
  5. ブラジル旅行に行ったらおすすめビールを堪能しよう!

データで読み解く「ビール大国」ブラジル

ブラジル人にとってビールは本当に身近な飲み物。ブラジル人がいかにビールを愛しているか、まずは2つのデータから紐解いていきましょう!

ブラジルビールのおすすめ銘柄15選!クラフトビール人気も急上昇

ブラジルのビール消費量は世界第3位

大手ドリンクメーカーKIRINがインターネットで展開する「キリンビール大学」によると、ブラジルのビール消費量は中国、アメリカに次いで世界第3位。日本の消費量に比べると2倍以上も消費していることが分かります。

ランキング国名消費量
第1位中国約3940万㎘
第2位アメリカ約2400万㎘
第3位ブラジル約1270万㎘
第4位メキシコ約900万㎘
第5位ドイツ約830万㎘
第6位ロシア約780万㎘
第7位日本約510万㎘
ヒロ
ヒロ

国民1人あたりの消費量に換算すると、チェコがダントツで世界1位。オーストリアやドイツなどヨーロッパ諸国が続き、ブラジルは28位に。

ブラジル人の好きなものでビールは第2位

ブラジルの統計やマーケティングを専門とする機関「IBOPE」によれば、ビールは「ブラジル人が好きなもの」で第2位にランクインしています。これは「世界一の祭典」とも称されるカーニバルを超えるのだとか。

ランキング好きなもの好きと答えた割合
第1位サッカー約77%
第2位ビール約35%
第3位カーニバル約30%
トゥカーノ君
トゥカーノ君

サッカーを観ながらビールを飲むというのが、ブラジル人にとっての至福なんだね!

ブラジルビールの3つの特徴 | ビール嫌いでも飲みやすい

日本やヨーロッパ諸国と比べると、ブラジルには少しユニークなビール文化が根付いていると言えます。ここでは日本人の観光客なら思わず驚いてしまうブラジルビールの特徴を3つをご紹介しましょう。

ブラジルビールのおすすめ銘柄15選!クラフトビール人気も急上昇

ブラジルでは生ビールより瓶ビールが主流

日本なら「とりあえず生」となりますが、ブラジルではまず瓶ビールを頼むのが一般的。ブラジルでは何かと友人同士でシェアする習慣が強く、瓶ビールも仲良く分け合うのがブラジル式です。

もちろん、生ビールがあれば生ビールを頼んでも問題ありません。ただし値段も瓶ビールに比べて高いため、店員さんに「本当に生ビール?」と確認されることもしばしば。

〈ブラジルのビールをポルトガル語で〉

  • 瓶ビール:Cerveja(セルベージャ)
  • 生ビール:Chopp(ショッピ)

ブラジルビールは口当たりの軽いピルスナー

ブラジルビールはほとんどがピルスナーです。日本のビールと比べても苦みがほとんど無く、キレがあって飲みやすいのが大きな特徴と言えます。そのため、ドイツビールが好きな方はブラジルビールを飲むと「薄い」と感じるかもしれません。逆に「ビールの香りが苦手」という方からすれば、ブラジルビールは飲みやすく感じるでしょう。

ヒロ
ヒロ

ブラジル人は水のようにガブガブ飲みますが、アルコール度数はしっかり5%なので注意してください。

ビールはキンキンに冷やすのがブラジル流

ブラジル人はとにかくキンキンに冷やしたビールが大好き。冷蔵庫に入れたくらいでは「ぬるい」と言われ、氷をたくさん乗っけて凍る寸前くらいまで冷やして飲むのがブラジル式です。

トゥカーノ君
トゥカーノ君

瓶の周りについた氷が白カビのように見えることからCerveja mofada「カビの生えたビール」とも呼ばれるよ。決してカビが生えているわけではないのでご安心を!

ブラジルビールのおすすめ銘柄10選!まずは定番から

ではここから具体的に、おすすめのブラジルビールをご紹介しましょう。ブラジルのスーパーに行けば、TOP10の多くは簡単に見つけることができます。

ブラジルビールおすすめ 1:スコール(Skol)

ブラジルで人気No.1のビールと言えば「スコール」。ブラジル国内はもちろん海外にもファンが多く、世界で7番目に多く消費されているブランドです。

口あたりはかなり軽く、ドイツ人の「こんなのビールじゃない」という声が今にも聞こえそうなほど。しかしキレはしっかりしているので、暑い日に火照った体に流し込むと最高です!

ブラジルビールおすすめ 2:ブラーマ(Brahma)

「ブラジル2大ビール」を選ぶとしたら、スコールの相方は間違いなく「ブラーマ」でしょう。こちらは完全にブラジル生まれのビールで、世界で10番目に多く消費されているブランドです。

スコールに比べると味は濃いめで、風味は日本のビールにもかなり近いと言えます。テレビやサッカー中継で広告を出しているため、旅行中に目にすることもあるかもしれません。

ブラジルビールおすすめ 3:アンタルチカ・オリジナル(Antarctica Original)

No.3は「オリジナル」が特に人気を集める「アンタルチカ」というブランド。2大ブラジルビールに比べると少々高いですが、レストランの食事などでにはぴったりです。

「オリジナル」でなくても、アンタルチカの水色のパッケージはスーパーで簡単に見つけることができます。口当たりもかなり爽やかなので、ビール嫌いの方でも案外グイグイ飲めるかもしれません。

ブラジルビールおすすめ 4:スキン(Schin)

No.4はこちらもかなり定番と言える「スキン」。パッケージに書かれている通り「ノーバイスキン(Nova Skin)」と呼ばれることもあります。日本のKIRINが製造に関わったこともあり、日本人には親しみが持ちやすいビールかもしれません。

ブラジルビールおすすめ 5:イタイパーバ(Itaipava)

リオデジャネイロで特に人気の「イタイパーバ」も第5位にランクイン。イタイパーバはリオデジャネイロ郊外に実在する地名で、リオデジャネイロをはじめブラジル全土の様々なイベントのスポンサーとして知名度を上げてきました。

ブラジルビールおすすめ 6:カイゼール(Kaiser)

ブラジルの内陸にあるミナスジェライス州で生まれた「カイゼール」。リオやサンパウロでも見かけることはありますが、上位に比べると見かける頻度は低くなると言えるでしょう。製造にはハイネケン社が関わっているため、風味や苦みも少しヨーロッパ風と言えるかもしれません。

ブラジルビールおすすめ 7:クリスタル(Crystal)

1999年にサンパウロで生まれた、比較的新しいブランド「クリスタル」。ブラジル初となるノンアルコールビールやレモンビール、さらにガラナビールなどを手掛け、他社にはない革新的なビールを世に送り出すことで知られています。

ブラジルビールおすすめ 8:ボヘミア(Bohemia)

「ボヘミア」はブラジルで最初に生まれた老舗ビールブランド。1853年の創業以来、実に170年近くもブラジルのビールブランドとして親しまれてきました。創業当初はドイツの苦いビールを参考にしたため、今でも風味としては他のビールに比べて濃いめな印象です。

ブラジルビールおすすめ 9:ババーリア(Bavária)

「アンタルチカ」から分離する形で生まれた「ババーリア」。その後も何かと買収問題などに揺れ、現在はハイネケン社によって手掛けられています。他のブラジルビールに比べて色が濃く、しっかりとした味付けなのが特徴です。

ブラジルビールおすすめ 10:デバッサ(Devassa)

最後10位にご紹介するのは、2002年に生まれたばかりのブランド「デバッサ」。かつては日本のKIRINグループが製造に関わり、現在はハイネケン社がプロデュースしています。ブラジル南部のクリチバという街で生まれたブランドで、黒ビールなど多彩なビールを手掛けるのも特徴と言えるでしょう。

ブラジルのクラフトビール5選!人気も急上昇中

ここまで定番のブラジルビールを10個ご紹介しましたが、ここ最近のブラジルビールにおいて、クラフトビールの急成長は見逃すことができません。日本で言う「地ビール」のように個性的なクラフトビールが増えており、若者を中心に少しおしゃれをしてクラフトビールを楽しむ人が増えてきています。

ブラジルビールのおすすめ銘柄15選!クラフトビール人気も急上昇

ブラジルのクラフトビール 1:アマゾンビアー(Amazon Beer)

ブラジル北部のベレンという街で親しまれている地ビール。アマゾン由来のエキゾチックな材料を用い、中には日本でもお馴染みのアサイー味も。

ブラジルのクラフトビール 2:ボジ・ブラウン(Bode Brown)

ブラジル南部の街クリチバで生まれた地ビール。カカオ味などブラジルらしい味付けを展開し、南部のヨーロッパ系移民からも大きな人気を得ています。

ブラジルのクラフトビール 3:モラーダ(Morada)

ブラジル南部パラナ州で親しまれている地ビール。ブラジルの名産であるコーヒーを配合したビールや、アマゾンのフルーツ「クプアス」を配合したビールなど、革新的な風味が人気の理由です。

ブラジルのクラフトビール 4:コロラード・イチャカ(Colorado Ithaca)

ブラウンシュガーを配合していることから、甘みが特徴的な地ビール。褐色も特徴的で、スイーツとの相性も抜群。

ブラジルのクラフトビール 5:コンプレクソ・ド・アレマオン(Complexo do Alemão)

リオデジャネイロ北部にある最大規模のファべ―ラ「コンプレクソ・ド・アレマオン」をそのまま名前にした地ビール。ファベーラは貧困や銃撃戦だけじゃないという創業者のメッセージが込められています。

トゥカーノ君
トゥカーノ君

他にも地元のスーパーに行けば地ビールが簡単に手に入るよ!ぜひ各地の地ビールを試してね。

ブラジル旅行に行ったらおすすめビールを堪能しよう!

ブラジルビールのおすすめ銘柄15選!クラフトビール人気も急上昇

日本ではなかなか知られることのないブラジルビールですが、味覚としては日本人でも親しみやすい風味が特徴。観光で汗をかいた際には最高の喉越しが味わえますので、ブラジル旅行の際はぜひ本場ブラジルビールも味わってくださいね。ただし飲み過ぎて酔っぱらうとスリや強盗といったトラブルにも巻き込まれやすいので、ほどほどに!

ブラジル料理について詳しく知りたい方は『ブラジル料理20選!定番から家庭料理まで元在住者おすすめを解説』や『ブラジルのカクテル「カイピリーニャ」とは?度数や本場レシピを公開!』も併せてご参照ください。

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