ブラジルの長距離バスの乗り方。事前に知っておくべき5つの注意点

ブラジルの長距離バスの乗り方。事前に知っておくべき注意点 ポルトガル語

海外旅行には欠かせない移動手段、長距離バス。「ブラジルの長距離バス」と聞くとなんとなく怖いイメージを持たれる方も多いかともいますが、事前に注意点を押さえておけば、トラブルに巻き込まれるリスクも回避することができます。

この記事では、10か月のブラジル留学や3か月間のブラジルバックパッカー旅行の経験がある僕が、ブラジルにおける長距離バスについて徹底解説します!

  • ブラジルで長距離バスを利用する5つのメリット
  • チケット予約サイトや座席の種類
  • バスにまつわる便利なポルトガル語一覧
  • ブラジルの長距離バスで気を付けるべき5つのこと

ブラジルで長距離バスを利用する5つのメリット

ブラジルで都市間の移動をするなら、長距離バスもぜひ選択肢として考えたいところ。長距離バスを利用するメリットとしては、以下の5つが挙げられます。

ブラジルの長距離バスの乗り方。事前に知っておくべき5つの注意点

【ブラジル長距離バスのメリット 1】寝ている間に移動できる

移動時間が6~9時間ほどの夜行バスであれば、寝ている間に目的地に着くことができ、到着したらそのまま観光を始めることができます。1泊のホテル代も浮くので、特にバックパッカーの方にとってメリットは大きいですね。

【ブラジル長距離バスのメリット 2】料金が安い

路線にもよりけりですが、多くの人が利用する路線だと料金も安く設定されています。例えばリオ~サンパウロなら、乗車時間は約6時間半で、料金は120~150レアル(約2,500円~3,000円)ほど。

【ブラジル長距離バスのメリット 3】小さな都市へも行ける

空港の無い小さな都市など、バスでしか行けないような場所も多くあります。特に内陸部は飛行機の路線数が限られているので、飛行機よりもバスの方が便利なケースが多いと言えるでしょう。

【ブラジル長距離バスのメリット 4】直前でも購入しやすい

余裕をもって購入しなければならない航空券と違って、長距離バスのチケットは直前でも購入できます。思い立ったらすぐに移動できるので、スケジュールの調整がしやすいのは長距離バスならではのメリットですね。

【ブラジル長距離バスのメリット 5】座席がかなり快適

体の大きいブラジル人用に座席が作られているので、日本人からするとかなりゆったり広々とした空間が整っています。普通クラスでも前のシートとのスペースが広いので、身長178cmの僕でもかなりのんびり足を延ばすことができました。

ヒロ
ヒロ

バスと飛行機のどちらが良いのかは、正直路線によって大きく異ります。国内線移動を検討している方は『ブラジルの国内線はLCCでおトクに!大手3社の比較や注意点』も併せて参照してくださいね!

ブラジル長距離バスのチケットは予約サイトで!

長距離バスのチケットは当日カウンターで購入することもできますが、場合によっては売り切れなんてことも。できれば前もって予約しておきたいものです。

ブラジルの長距離バスの乗り方。事前に知っておくべき5つの注意点

日本にも夜行バスの比較予約サイトがたくさんあるように、ブラジルにも長距離バスの比較予約サイトがいくつかあります。代表的なものを以下にご紹介しますので、長距離バスを検討されている方はぜひチェックしてみてください。

〈ブラジルの大手長距離バス会社〉

ブラジル長距離バス予約に使うポルトガル語

英語版なら簡単にチケットを予約できると思いますが、ポルトガル語版を使う際には、以下のような単語が出てきます。実際にバスに乗る際にも使えるポルトガル語ばかりですので、ぜひ覚えておきましょう!

origem出発地オリージェン
destino目的地デスチーノ
somente ida片道ソメンチ イーダ
ida e volta往復イーダ イ ヴォウタ
data日付ダータ
horário時間オラーリオ
duração所要時間ドゥラサォン
assentoアッセント
preço価格プレッソ
passagem 乗車券パッサージェン
rodoviáriaバスターミナルホドヴィアーリア

ブラジル長距離バスの座席種類は3つ

ブラジルの長距離バスの座席は、大きく以下の3つに分類されます。

Leito-Cama180度フルフラットレイト カーマ
Semi-Leito150度ほどのリラックスシートセミ レイト
Executivo(Convencional)120度ほどの通常シートエゼクチーヴォ(コンヴェンシォナウ)

ブラジル長距離バスのチケットはカウンターで発券

事前にインターネットで予約したら、あとは当日バス会社のカウンターに行くだけです。予約確認画面とパスポートを提示すれば、紙の簡易チケットを発券してくれるので、それを無くさないように保管しましょう。カウンターでは、座席交換などをリクエストすることもできます。

トゥカーノ君
トゥカーノ君

チケットを受け取ったら、あとは指定の乗り場へ行くのみ。リオやサンパウロのバスターミナルは空港のように広いので、余裕をもって早めに移動してね!

ブラジルの長距離バスで気を付けるべき5つのこと

最後に、ブラジルで長距離バスを利用する際の注意点を5つご紹介します。事前に注意点をチェックすることで、快適なバス旅に役立ててくださいね。

ブラジルの長距離バスの乗り方。事前に知っておくべき5つの注意点

【ブラジル長距離バスの注意点 1】乗車時間が長すぎる

日本国内ならどこでも気軽に利用できる長距離バスですが、日本の26倍もの面積を誇るブラジルでは所要時間に注意が必要です。中には丸2日以上かかる路線も存在するため、時間的ロスがあまりにも大きくなってしまいますね。

【ブラジル長距離バスの注意点 2】パスポート必須

乗車の際には、身分証としてパスポートが必須となります。数日間だけの旅行だとしても、パスポートは必ず携帯するようにして下さい!

【ブラジル長距離バスの注意点 3】バス車内が寒い

ブラジル人は冷房をガンガンにつけるので、車内はかなり寒いことが多いです。ブラジル人と日本人とでは体感温度も違うので、必ず上着を用意していきましょう。

【ブラジル長距離バスの注意点 4】バス乗り場を間違えない

基本的にどの街でも「 Rodoviária (バスターミナル)」と検索すれば場所は分かりますが、リオやサンパウロにはバス会社が保有するターミナルもあります。路線によって乗車場所は異なるので、必ずどのバスターミナルかを確認しておいてください。

【ブラジル長距離バスの注意点 5】スリや置き引きに注意

治安の悪いブラジルでは、残念ながらバスターミナルも安全とは言えません。お金を持っている旅行者を狙った犯罪も多いので、犯罪に巻き込まれないよう細心の注意を払ってください。荷物を置いたままどこかに行くなどは論外です。

長距離バスはブラジル観光の強い味方!

面積の大きいブラジルにおいては飛行機が何かと便利ですが、直前に予約できたり時間を有効活用できたりするのは、長距離バスならではのメリットです。注意点をしっかり押さえたうえで、ブラジル観光の際には長距離バスを上手に活用してくださいね!

街中の路線バスの乗り方については『 ブラジルの路線バスの乗り方。簡単4ステップで初心者でもおトクに 』も併せて参照してください。

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