性格的に言って日本人とは対照的とも言えるラテン系。イメージとして「時間にルーズ」「自由奔放」といったイメージがありますが、ラテン系の気質には他にも日本人と異なる点がたくさん存在します。
そこでこの記事では、ブラジル10か月の留学で人生観を180度ひっくり返された僕が、ラテン系の気質を10個ピックアップしてご紹介したいと思います。日本人でもラテン系の気質を取り入れると気が楽になり、人生の自由度もアップしますので、ぜひ参考にしてください!
- そもそも「ラテン系」とは何か?
- ラテン系の気質:性格や人間性
- ラテン系の気質:時間感覚や人生観
そもそも「ラテン系」とは?
日本では割と中南米の人のことを「ラテン系」と呼ぶイメージがありますが、そもそもラテン系とは、ラテン語を母語とした民族のことを指します。
これは現在で言うと、スペイン、ポルトガル、フランス、イタリア、ルーマニアなどが当てはまり、これらの欧米諸国から中南米などに移り住んだ人のことも「ラテン系」と括られます。
最近はアメリカでも、中南米系の人のことを「ヒスパニック」ではなく「ラティーノ」と呼ぶようになっているよ!
【ラテン系の気質】性格や人間性
では早速、ラテン系の人々の気質はどんなものなのか、10個ピックアップしてご紹介します。まずは性格や人間性から。
<ラテン系の気質1>陽気で話好き
ラテン系の特徴として、とにかく陽気なことが挙げられます。道を歩けば楽しそうに踊るおじさんや、大声で歌うお姉さんまで、日本では考えられないような光景に遭遇することも珍しくありません。
話の途中でジョークや「おやじギャグ」を挟んでくる人もたくさん。一度話し出すと延々と何時間もおしゃべりするのが大好きです。
<ラテン系の気質2>フレンドリー
ラテン系の人々はフレンドリーな人が多く、初対面の人でもすんなり受け入れてくれる文化が根付いています。知り合ってから友人になるまでの期間も短く、「1度会ったら友達」という言葉がぴったりです。
また、相手が言葉の通じない観光客でも、困っている様子があれば気さくに話しかけてくれます。他の国で騙されたことがあるとつい警戒しがちですが、ただ気さくに話しかけてくれる人も多いので、うまくバランスを保ちながら接してください。
日本人と言うと「ピカチュー」「トヨタ」などと呼ばれますが、それも彼らの親しみを込めた挨拶。
<ラテン系の気質3>ハグが大好き
ラテン系の挨拶は、ハグ・キス・握手が基本です。日本のように言葉だけで挨拶をするというのは、まず考えられません。初対面では性別問わず握手だけで済ますこともありますが、いきなりハグしてくる人もいるので、ビックリしないようにして下さい。
- 男性同士:握手 or ハグ
- 女性同士:ハグ or キス
- 男女:ハグ or キス
※キスは耳元で音を鳴らすだけが多い
<ラテン系の気質4>感情表現が豊か&ストレート
ラテン系は喜び・悲しみ・怒り・驚きなど、あらゆる感情をストレートに表現します。日本特有の「奥ゆかしさ」といった概念はありません。よく日本人が「何を考えているのか分からない」と勘違いされてしまうのは、このためです。
ラテン諸国を訪れたら、大げさくらいに感情表現を出してみよう!
<ラテン系の気質5>自分の感情に素直
個人的にブラジルに住んで驚いたことは「ラテン系は自分の感情に素直」ということです。やりたくないことはキッパリやらないって言うし、やるとしてもすごく嫌々。とにかく自分の感情や直感を大事にします。
日本にいると、つい「~べき」「周りが~」と考えてしまいがちですが、ラテン系のこういう所はバランスを取りながら見習うべきだと思います。
お店のレジ中に突然歌いだす店員さんもいました。日本だったら大クレーム問題ですが、これも自分の感情を大切にするラテンならでは。
【ラテン系の気質】時間感覚や人生観
ここからはラテン系の時間感覚や人生観についてご紹介します。性格や人間性については、割と「イメージ通り」という印象だったかと思いますが、ここからは「意外」と感じる面もあるかもしれません。
<ラテン系の気質6>時間にルーズ
ラテン系の気質としてすぐにイメージされる方も多いかもしれませんが、ラテン系は時間にルーズです。正確に言うと、ラテン系の人々は「〇時集合」という概念がほとんどありません。
仮に6時に待ち合わせしたとしても、たぶんやって来るのは7時くらい。みんな揃うのは8~9時くらいになるのが普通です。「〇時に遊びに来てね」と言われても、それを額面通りに受け取らず、1~2時間遅れて訪れるのが良いかもしれません。(相手や状況にもよります)
ブラジルで初めて友達と待ち合わせた時の話。3時集合と言って誰も来ないから、3時半くらいに「今どこ?」と聞いたら「これからシャワー浴びてスーパー行ってから向かう」と言われました。「待ち合わせ」とは何ぞ?
ブラジル人の時間感覚について詳しく知りたい方は『ブラジル人は時間にルーズ?驚きの時間感覚と衝撃エピソード』 も併せて参照してください。
<ラテン系の気質7>マイペース
時間感覚と共通するところもありますが、ラテン系はとにかくマイペース。日本人のように「他の人に合わせる」ということはほとんどしません。
日本で働くラテン系の人々が「不真面目」などとレッテルを張られることがあるようですが、日本とラテン諸国では生まれ育った環境が違いすぎます。もちろん彼らにも順応しようと努力する義務はありますが、どうかお手柔らかに!
<ラテン系の気質8>人と違って当たり前
ラテン諸国には、白人・黒人・褐色・アジア人など、とにかく色んな人種が共存しています。そのため、「人と違って当たり前」と言う文化が根付いており、それぞれの個性が重んじられています。
日本でずっと「協調性」に縛られてきた僕にとって、一番大きかった学びはこれかもしれません。これを知れてから、もっと自由に、思いのままに生きることができるようになりました。
<ラテン系の気質9>細かいことは気にしない
ラテン系の人々は、良い意味でも悪い意味でも「テキトー」。細かいことは気にせず、「だいたい」の感覚で生きています。
これにより何かが上手くいかなかったり、必要以上に時間がかかったりすることも多いのですが、そんなことより「今この瞬間」を大切にするのがラテン流。ラテン系の人からすると、日本の暮らしは「キッチリ」しすぎているようです。
<ラテン系の気質10>家族を大切にする
ラテン系の人々は、とにかく家族愛がすごいです。日本では歳を重ねるごとに家族と疎遠になることも珍しくありませんが、ラテン系の人々にとってそんなことは考えられません。
休みの日はもちろん、クリスマスなどのイベントも家族とゆっくり過ごすことが基本。日本のように友人や恋人と過ごすことよりも、家族との時間を優先するのが普通です。
ラテン系の気質を学べば日常が豊かになる
ラテン系の気質を10個まとめてご紹介しましたが、日本人の性格とは真逆なものばかりと感じた方も多いのではないでしょうか?
もし真逆だとしたら、そうした要素をご自身の人生観に加えてみると、スッと肩の力が抜けて楽に生きれるようになるかもしれません。日本での生き方や、日々の暮らしにどこか息苦しさを感じている方は、ぜひこの記事を参考に、上手に楽に生きるヒントを探してみてくださいね!
- 陽気で話好き
- フレンドリー
- ハグが大好き
- 感情表現が豊か&ストレート
- 自分の感情に素直
- 時間にルーズ
- マイペース
- 人と違って当たり前
- 細かいことは気にしない
- 家族を大切にする
※今回ご紹介した「ラテン系の気質」には、個人の主観や経験も交えてご紹介したものです。もちろんこうしたイメージに当てはまらない方も多数いらっしゃいますので、あくまで「イメージ」としてご参考になったら幸いです。
ブラジル人についてもっと詳しく知りたい方は『【男女別】ブラジル人の恋愛観 | 恋人未満の「お試し期間」とは?』や『「ブラジル人の血液型は全員O型」はウソ!実際の比率とO型が多い理由』も併せてご参照ください。
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