「ミネイロンの惨劇」ドイツ対ブラジル(7-1)の舞台ウラ

「ミネイロンの惨劇」ドイツ対ブラジル(7-1)の舞台ウラ サッカー

2014年のW杯準決勝ドイツ対ブラジル。優勝候補筆頭のドイツと、自国開催のブラジルとの一戦は、サッカーファンの間で語り継がれる伝説の試合となりました。

この記事では、ブラジル留学経験もあり、「ミネイロンの惨劇」をリオデジャネイロのパブリックビューイングで観戦していたぶらブラが、当日のブラジルで起きていたことをありのままにレポします。

  • そもそもミネイロンの惨劇とは?
  • 7-1によって生まれたW杯の珍記録
  • ミネイロンの惨劇はなぜ起きたのか?
  • リオデジャネイロのパブリックビューイングレポ

ドイツ対ブラジルで起きた「ミネイロンの惨劇」

ミネイロンの惨劇が起きたのは2014年の7月8日。ブラジルW杯の準決勝にあたる試合でした。

「ミネイロンの惨劇」ドイツ対ブラジル(7-1)の舞台ウラ

「ミネイロンの惨劇」ドイツ対ブラジル(7-1)

決勝進出を賭けたこの試合は、7対1でドイツが勝利するという結果に終わりました。前半を終えた時点で5-0という展開で、前半23分から29分の間には4失点という「魔の6分」も。

自国開催で優勝が至上命令とされていたブラジル代表にとって、優勝できなかったという事実はもちろんのこと、7対1というスコアはこの上なく屈辱的なものでした。

「ミネイロンの惨劇」名前の由来

名前の由来となった「ミネイロン」は、当日試合が行われたスタジアムの名前。ミナスジェライス州の州都ベロ・オリゾンチという街にあるスタジアムで、ポルトガル語ではMineirãoと表記します。

1950年に起きた「マラカナンの悲劇(Maracanaço)」になぞらえ「ミネイロンの惨劇(Mineiraço)」と名付けられ、ブラジル代表の歴史を語るうえで忘れることのできないショッキングな出来事として深く刻まれました。

数々の記録も生まれた「ミネイロンの惨劇」

7対1というスコアが刻まれたのは記憶だけではありません。ブラジル代表にとって不名誉な記録もたくさん作ってしまいました。

  • 準決勝・決勝において最大となる得点差
  • 開催国の最多失点
  • 開催国の最大点差での敗北
  • W杯史上最速の4失点(6分間)

なぜ「ミネイロンの惨劇」は起こったのか?

誰もが予想だにしなかった7対1というスコア。そんな結果に終わった最大の原因は、ブラジル代表のDFチアゴ・シルバの欠場だと言われています。

ブラジル代表のキャプテンで、精神的支柱でもあったチアゴ・シルバは、前の試合で2枚目のイエローカードを受けてしまい、ドイツ戦は累積警告で欠場。センターバックの柱を失ったセレソンは、ドイツ戦で音を立てるように崩壊してしまったのです。

トゥカーノ君
トゥカーノ君

他にもネイマールの怪我や、自国開催のプレッシャーなどが原因として挙げられるよ

「ミネイロンの惨劇」ドイツ対ブラジルの現地レポ

それではここからは、当日リオデジャネイロで行われたパブリックビューイングのレポをお届けしましょう!当日ブラジルにいた日本人はかなり少ないと思いますので、この「珍体験」をありのままにレポします!

リオのパブリックビューイングで「ミネイロンの惨劇」を観戦

64年ぶりのW杯自国開催に沸いていたブラジルでは、全国各地でパブリックビューイングが行われていました。そんな中ぶらブラが向かったのは、リオデジャネイロのコパカバーナビーチ。試合が始まる前から雷がゴロゴロ鳴っており、その後に起こる悲劇を暗示していたのかもしれません。

「ミネイロンの惨劇」ドイツ対ブラジル(7-1)の舞台ウラ

「ミネイロンの惨劇」前半で5-0の屈辱的展開

2点目くらいまでは「まだなんとかなる」という感じのブラジルサポーターでしたが、ドイツが得点を重ねるごとに会場全体が不穏な空気に。小競り合いもチラホラ起きているようなので、ぶらブラも近くのバーに移動しました。

ぶらブラ
ぶらブラ

ブラジルでは、サッカーが原因でケンカや暴動が頻繁に起きるのです。

ブラジル全土が「ミネイロンの惨劇」でパニックに

ブラジルという国とサッカーは切り離せないと言いますが、この日ほどそれを強く感じたことはありません。リオデジャネイロのパブリックビューイングでは口論やケンカが相次ぎ、サンパウロではバスに火を付けたりする事件まで。

ぶらブラも早めに切り上げてメトロで帰路につきましたが、メトロの駅や車内は騒然としていました。タオルで涙を拭う人もチラホラ・・・

「ミネイロンの惨劇」ドイツ対ブラジル(7-1)の舞台ウラ

「ミネイロンの惨劇」をブラジルの新聞は厳しく非難

ブラジル中が悲しみに明け暮れた夜が明け、翌日の新聞にはスコラーリ監督へのバッシングが相次ぎました。2002年の日韓W杯でブラジルを優勝に導いた名将も、一夜で犯罪者級の扱いに。ブラジルは「国民総監督」と言うように、サッカーに対する熱が半端じゃありません。

「ミネイロンの惨劇」ドイツ対ブラジル(7-1)の舞台ウラ
ぶらブラ
ぶらブラ

見出しは「お前が地獄に落ちろフェリパォン!」の意味。過激な報道かもしれませんが、ブラジル人のサッカーに対する熱が分かりますね。

「ミネイロンの惨劇」を忘れられるその日まで・・・

2014年の屈辱を果たすべく出場した2018年のロシアW杯では、ブラジルはベルギーに敗れベスト8という結果に終わりました。国民の間では「ブラジルサッカーは死んだ」などとささやかれることもありますが、W杯で起きた惨劇はW杯優勝で忘れるしかありません!ブラジル代表がいつか栄冠を手にするその日まで、「ミネイロンの惨劇」はそっと胸の中にしまっておきましょう!

ブラジルのサッカーについて詳しく知りたい方は 『 ブラジルのマラカナンとは?マラカナンの悲劇やアクセスを解説! 』 や『 ブラジル・リオの4大サッカーチームとは?ライバル関係は超熾烈! 』も併せて参照してください。

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