「THE・南国」のイメージが強いブラジルは、世界でもトップクラスのフルーツ大国!特にアマゾン地域には日本人に馴染みのないフルーツも多く、やみつきになる美味しいフルーツばかりです。
そこでこの記事では、ブラジル在住時にスーパーや市場で新鮮なフルーツを毎日のように食べていた僕が、ブラジルに行ったら絶対に食べたいフルーツ20選をご紹介します。アサイーのように栄養価の高いフルーツばかりですので、ブラジルへお出かけの際はぜひフルーツでエネルギーを補給してください!
- ブラジルの珍しいフルーツ10選
- ブラジルで日常的に食べられている定番フルーツ10選
- ブラジルでフルーツを楽しむ3つの方法
ブラジルのおすすめフルーツ〈珍しいもの10選〉
南国のイメージが強いブラジルでは、日本では目にすることのない珍しいフルーツが盛りだくさん。特にアマゾン地方は、世界的にも貴重なスーパーフードの宝庫です。
ブラジルのフルーツ 1:アサイー Açaí
スーパーフードとして日本でもすっかり有名になったアサイー。果実のうち5%しか食べることのできない不思議なフルーツですが、この果肉の中にポリフェノール・鉄分・食物繊維など豊富な栄養素が含まれています。
アサイーについて詳しく知りたい方は『ブラジルのスーパーフルーツ「アサイー」が健康にもたらす3つの効果』も併せてご参照ください。
ブラジルのフルーツ 2:クプアス Cupuaçu
アマゾンで広く愛されているクプアスは、カカオ種のフルーツ。癒しの成分であるGABAが豊富に含まれており、ジュースにして飲むのが一般的です。また、クプアスバター入りのスキンケアグッズも広く流通していますので、女性の方はお土産に買っていくのも良いかもしれません。
味はバナナの甘みの中に、チョコレートの濃厚な風味と少しの酸味を加えたようなイメージ。個人的にイチオシです!
ブラジルのフルーツ 3:グラヴィオーラ Graviola
日本では聞き慣れない「グラヴィオーラ」とは、外側にトゲを付けた緑色のフルーツ。中身は真っ白で、甘酸っぱいヨーグルトのような味が特徴です。民間療法に使われるほど栄養価も高いため、食べすぎには要注意。
ブラジルのフルーツ 4:ガラナ Guaraná
北海道で有名なガラナは、もともとブラジルのフルーツの名前から来たもの。少しゾッとするような目のような見た目が特徴で、コーヒーの約2倍ものカフェイン成分が含まれています。
ブラジルではジュースで飲むのが一般的で、その人気はコーラに並ぶほどの国民的ドリンク。日本でも手に入るので『ブラジルの飲み物ガラナとは?健康にもたらす5つの効果を解説』を参考してください。
ブラジルのフルーツ 5:タペレバ Taperebá
アマゾンでは割とポピュラーなタペレバは、マンゴーの仲間にあたるフルーツ。ビタミンCやカロテノイドを豊富に含んでおり、アイスにすると絶品です。地域によってはカジャ(cajá)と呼ばれることも。
ブラジルのフルーツ 6:トゥクマン Tucumã
アマゾン原種のトゥクマンは、ビタミンAやビタミンCを豊富に含むフルーツ。ジュースやアイスはもちろんのこと、アマゾンの街ではパンに挟んで食べるのも一般的です。
アマゾンの中心都市マナウスに滞在した際に、いつもトゥクマンサンドを食べていました。風味はニンジンと柿の間くらい。
ブラジルのフルーツ 7:ジャブチカーバ Jabuticaba
ジャブチカーバはブラジルの中でもかなり珍しいフルーツ。アマゾンというよりは田舎の奥地にあるイメージで、木の幹に生えてくるのが特徴的です。大きさも味も、ブルーベリーとぶどうのちょうど中間くらいで、デトックス効果の高いスーパーフードとして知られています。
ブラジルのフルーツ 8:ジャカ(ジャックフルーツ) Jaca
ジャックフルーツは世界一大きいフルーツとしても知られ、ブラジルでは「ジャカ」と呼ばれます。味は見た目の通りドリアンを感じさせるところがあり、日本人にとっては馴染みにくいフルーツと言えるかもしれません。
リオの街中でもたまにジャカの木を見かけることがありました。上から実が落ちてきて車がへこんだなんて話も。
ブラジルのフルーツ 9:カランボーラ(スターフルーツ) Carambola
アジア原産のスターフルーツも、ブラジルでは広く生産されています。ビタミンCや鉄分、カルシウムなどが豊富で、フルーツサラダとして食べるのがおすすめ。日本でも沖縄などで栽培されているようです。
ブラジルのフルーツ 10:ピタヤ(ドラゴンフルーツ) Pitaya
同じく東南アジアの市場などで見かけるドラゴンフルーツも、ブラジルで広く生産されています。ピンク色の見た目はかなりインパクトもありますが、鉄分やマグネシウムが非常に豊富。見た目ほどクセもなく、初めての方でも意外とスイスイ食べられます。
アマゾン地方へお出かけの際は、ぜひ青果市場やスーパーなどに立ち寄ってみてください! 珍しいものばかりで、見ているだけでも楽しいですよ。
ブラジルのおすすめフルーツ〈定番10選〉
続いて、日常的に食卓に並ぶことの多い定番フルーツをご紹介します。スーパーで簡単に手に入るものばかりですので、ブラジル滞在中にぜひいろいろ味わってみてください!
ブラジルのフルーツ 11:マラクジャ(パッションフルーツ) Maracujá
ブラジル人が大好きなフルーツと言えば、マラクジャが挙げられます。ジュースやアイスはもちろん、甘くしてムースで食べるのもブラジル式。そのまま食べると酸っぱいですが、ムースにすると甘みと酸味が絶妙に絡み合ってクセになります。
ブラジルのフルーツ 12:ゴイアバ(グァバ) Goiaba
ゴイアバもブラジルでは非常にポピュラーなフルーツ。特に果肉を砂糖などで固めた「ゴイアバーダ」という食材はおやつの定番で、チーズと一緒に食べるのがブラジル式です。フレッシュジュースは酸味もあって、暑い日にはぴったりです!
ブラジルのフルーツ 13:マンガ(マンゴー) Manga
南国フルーツの定番マンゴーは、ブラジルでも非常にポピュラーなフルーツ。ブラジルのマンゴーは他の国の物よりも甘みが強い印象で、マンゴーがあまり好きでないという方にもぜひ試してほしいフルーツです。
正直マンゴーはあまり好きではなかったのですが、ブラジル留学時にドハマりしました。値段も1個100円以下と激安!
ブラジルのフルーツ 14:ママオン(パパイヤ) Mamão
ブラジルで朝ご飯と言えば、パパイヤが定番です。フルーツとしてそのまま食べることもありますが、スムージーにして飲むのも一般的。女性向けに、パパイヤの成分を取り入れた美容クリームなども販売されています。
ブラジルのフルーツ 15:アバカシ(パイナップル) Abacaxi
ブラジルに行ったらぜひ食べてほしいのがパイナップル!「パイナップルなんて日本でも食べられる」と思うかもしれませんが、ブラジルのパイナップルは甘さが半端じゃありません。それゆえ、しょっぱいシュラスコの際には「お口直し」としてパイナップルを食べる文化が根付いています。
ブラジルのフルーツ 16:バナナ Banana
「THE・南国」のイメージそのままのバナナは、ブラジルの食卓には欠かせないフルーツ。朝食や食後のフルーツとしてはもちろん、小腹が空いたときなどによく食べられます。日本で食べるのと味はほとんど変わりませんが、バナナの木が街中に植わっているのはブラジルならではでしょう。
ブラジルのフルーツ 17:ココ(ココナッツ) Coco
ブラジルのビーチに行ったらぜひおすすめなのがココナッツジュース。ビーチの周辺にはココナッツジュースを売っているスタンドが多く、味も見た目も南国気分を盛り上げてくれます。ジュースを飲み終えたら、スタンドでココナッツを切ってくれるサービスがありますので、ぜひ中の白い果肉まで残さず食べましょう!
ブラジルのフルーツ 18:カジュー(カシュー) Caju
日本でもお馴染みのカシューナッツですが、そのまま食べるだけでなくジュースにして飲むのがブラジル式。ビタミンCと鉄分が豊富に含まれており、さっぱりというよりは渋みが先に来るジュースです。
ブラジルのフルーツ 19:アセロラ Acerola
日本でも人気のアセロラは、アマゾンで豊富に生産されている定番のフルーツ。ジュースにして飲むのが一般的で、特にアマゾンの猛暑の中で味わうと酸味が体に染みわたります。ブラジルではオレンジジュースとミックスして飲むことも。
ブラジルのフルーツ 20:カキ Caqui
最後にご紹介するカキは、ポルトガル語でも「カキ(Caqui)」と発音されます。これは日系移民がブラジルに持ち込んだからとされており、今ではブラジルのスーパーでも割と見つけやすいフルーツになりました。遠く離れたブラジルで日本の果物が味わえるのは、なんだかホッとしますね。
他にもブラジルで通じる日本語に興味がある方は『ポルトガル語になった日本語30選!日本人には想像もつかない意味も』も併せてご参照ください。
ブラジルのフルーツを最大限楽しむための3つの方法
ここからは、具体的にブラジルでどのようにフルーツを味わうべきか、おすすめの方法を3つご紹介します。
ブラジルのフルーツを楽しむ方法 1:ジューススタンドやアイス屋で
観光客にとって最も身近な方法は、街中のジューススタンドやアイス屋さんで味わうという方法です。特にジューススタンドは駅やバスターミナルなど街の至る所にあり、新鮮なフルーツをサッと気軽に味わえるのは大きな魅力でしょう。
アマゾン地方の都市には人気のアイス屋さんがたくさん存在するよ。ぜひいろんなフルーツを食べ比べしてね!
ブラジルのフルーツを楽しむ方法 2:スーパーや露店で購入する
ホテルの近所にあるスーパーや露店で購入し、お部屋でゆっくり味わうのも良いでしょう。露店は移動式が多いため、見つけるには多少の運が必要かもしれません。フルーツは単価ではなく量り売りのケースもあります。
皮が硬いものであれば、観光の際に持ち運んで、おやつ代わりに食べるのも良いですね。
ブラジルのフルーツを楽しむ方法 3:ジュース粉でお土産に
意外に知られていませんが、ジュース粉を購入してお土産代わりに日本へ持って帰るのもおすすめです!スーパーに行けば必ずと言って良いほどジュース粉が売られており、中には日本ではなかなか見ないようなフルーツのジュースも。
日本に帰ってからであれば好きな時に好きな量だけ飲めるよ。いろいろ試してみたい方や短期滞在の方には特におすすめ!
フルーツ大国ブラジル。種類豊富な果物が安く手に入る
20種類のおすすめフルーツをご紹介しましたが、スーパーや市場を覗けば他にも見たことのないようなフルーツをたくさん目にすることでしょう。ブラジルは世界でも有数のフルーツ大国ですので、ぜひ気になるフルーツがあれば少しずつ買って味見してみてください。
値段も日本に比べると安いものがほとんどで、マンゴーのように日本では高級フルーツとして知られるフルーツも100円以下で気軽に購入できます。ぜひブラジルならではのフルーツを堪能しましょう!
- アサイー Açaí
- クプアス Cupuaçu
- グラヴィオーラ Graviola
- ガラナ Guaraná
- タペレバ Taperebá
- トゥクマン Tucumã
- ジャブチカーバ Jabuticaba
- ジャカ(ジャックフルーツ) Jaca
- カランボーラ(スターフルーツ) Carambola
- ピタヤ(ドラゴンフルーツ) Pitaya
- マラクジャ(パッションフルーツ) Maracujá
- ゴイアバ(グァバ) Goiaba
- マンガ(マンゴー) Manga
- ママオン(パパイヤ) Mamão
- アバカシ(パイナップル) Abacaxi
- バナナ Banana
- ココ(ココナッツ) Coco
- カジュー(カシュー) Caju
- アセロラ Acerola
- カキ Caqui
ブラジルの食文化に興味がある方は『ブラジル料理20選!定番から家庭料理まで元在住者おすすめを解説』や『知らないと恥ずかしい!?シュラスコのマナーと上手な食べ方』も併せて参照してください。
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