知らないと恥ずかしい!?シュラスコのマナーと上手な食べ方

ブラジルを代表する肉料理「シュラスコ」。ここ数年は日本でもメジャーになってきたので、友人や同僚からシュラスコに誘われる機会も出てくることでしょう。

この記事では、ブラジルに約1年間在住経験があり、滞在中はしょっちゅうシュラスコに出かけていた僕が、初心者が抱くであろうシュラスコのあらゆる疑問を解決します。

絶対知っておきたい！シュラスコの3つの基本マナー

シュラスコに誘われたら、まずはシュラスコで必要なマナーをチェックしておきましょう。

【シュラスコのマナー 1】時間制限付きの食べ放題

シュラスコのお店は、時間制限付きの食べ放題が一般的です。時間制限は2～3時間であることが多く、ドリンクは別途オーダー制となることががほとんど。

センターテーブルにはサラダやご飯、フルーツなどが置かれており、これらはいずれも食べ放題。ブラジルの名物料理でもあるフェイジョアーダ（豆の煮込み）やパステル（揚げ物）もあわせて楽しみたいところです。

【シュラスコのマナー 2】お肉を受け取る5つのステップ

メインとなるお肉は、大きな串を持った店員がテーブルまで届けてくれます。その際は以下のステップでお肉を受け取るようにしましょう。

ポイントとなるのは4番目。店員が肉を半分ほど切り落としたら、その端をトングで掴むということです。店員さんは片手で串、もう片方の手でナイフを持っているので、お客さんが肉を掴んであげないとせっかくの肉が落ちてしまいます。店員さんがしっかり切り落としたら、自分のお皿で美味しくいただきましょう！

【シュラスコのマナー 3】赤と緑の意味

もしお腹がいっぱいなので少し休憩したいという際は、手元のカードで意思表示をすることも可能です。

店員さんもこのカードを目印にして店内を回るので、お腹がいっぱいならカードを赤にしておきましょう。もちろん緑にしておいて、部位によって選択するということも可能です。

シュラスコを上手に食べる3つの方法

せっかくのシュラスコなら、心ゆくまでお肉を大満喫したいところ。でもお肉ばかり食べていると、思ったより早くお腹がいっぱいになってしまいます。

【シュラスコの食べ方 1】ちょっとずつ好みを探しながら食べる

目の前に焼きたての肉が運ばれてくると、肉好きならついつい「5枚下さい」と言いたくなってしまうところ。でもそこはグッと堪えて、まずは1枚ずつ全部位を楽しむようにしましょう。1周目で好みの部位を探し、2周目以降になったら好きな部位を好きなだけ頼むという形が理想です。

【シュラスコの食べ方 2】マテ茶を頼む

シュラスコと同様、ブラジルの名物グルメとして有名なのがマテ茶。日本でも数年前にブームになりましたが、胃の中の油を分解してくれる、さっぱりヘルシーな飲み物です。肉ばかり食べていると胃がすぐにもたれてしまうので、マテ茶を飲みながらちょっとずつ消化させていきましょう。

マテ茶について詳しく知りたい方は『「飲むサラダ」マテ茶とは?健康にもたらす5つの効能とカフェイン量』も併せてご参照ください。

【シュラスコの食べ方 3】モーリョソースでさっぱりと

マテ茶と同様に、シュラスコでは野菜を時折食べるのもポイント。かと言ってサラダだとお腹がいっぱいになってしまうので、「モーリョ」を肉にかけてさっぱりさせるのがポイントです。

「モーリョ」はトマト、ピーマン、玉ねぎを細かく切り、オリーブオイル、酢、塩で味付けしたシンプルなトッピング料理。肉との相性も抜群で、これで油の多い肉もさっぱりと調和されます。家でも簡単に作れるので、自宅で肉を食べる際にもおすすめです。

超簡単なレシピは「 自宅で簡単！シュラスコの本場レシピが美味すぎた 」をご参照ください。

日本でも味わえるシュラスコの名店

一度味わったら、何度でも通いたくなってしまうのがシュラスコ。日本にも人気のシュラスコ専門店がどんどんと増えているので、ぜひいろんなお店を開拓してみてくださいね！

マナーを守ってシュラスコをおいしく食べよう！

日本の焼き肉と比べると「上品さ」や「繊細さ」には劣るシュラスコですが、もっと「肉食べてるなあ」と実感できるワイルドな感覚こそがシュラスコの魅力です。シュラスコ当日は朝ご飯を抜くなどして、万全の態勢で臨みましょう！笑

ブラジルのグルメを知りたい方は 『ブラジルのスーパーフルーツ「アサイー」が健康にもたらす3つの効果』 、『ブラジル料理20選！定番から家庭料理まで元在住者おすすめを解説』 も併せてご参照ください。